Society for Traffic Sciences

研究談話会

「高齢者の社会的関係と交通安全支援」

題内容:近年, シートベルトの着用率の向上や悪質運転の取り締まり強化などによって, 自動車事故による死者数は減少傾向にある。ところが, 65歳以上の高齢者に限るなら, ここ10年で300人前後とほぼ変わらず, 事故全体に占める高齢ドライバーの構成率は上昇している (警察庁交通局, 2014)。そこで, 本談話会では高齢者の動機づけの観点から相互交流を捉え, 交通安全対策に有効な手立てを論じるための研究を紹介したい。具体的には社会情動的選択理論 (Carstensen, 1991) を中心とした議論によって, 高齢者の感情的な動機づけを活かした世代間による安全対策の有効性を論じることが出来ると考えている。

なお、準備の都合上、ご出席の場合には交通科学研究会事務局までメール・ファクスにてご連絡下さい。

日時 2016年2月23日15時00分~17時00分
場所 大阪市立大学梅田サテライト101教室(大阪駅前第2ビル6階)
講師 木村年晶(同志社大学こころの科学研究センター嘱託研究員)
内山伊知郎(同志社大学心理学部・交通科学研究会副会長)
参加費 無料