研究談話会
「自転車の死傷者を減らすための挑戦:自転車利用王国オランダの教訓」
話題内容:オランダは、世界の中でも自転車にやさしい国の一つで、7.5km以下のすべてのトリップの約1/3の分担率となっています。加えて、中学生は自動車と同程度の距離を自転車で移動しています。自転車利用時のリスクは、自動車利用時に比べて約4倍ほど高リスクであると推定されていますが、それでもオランダは世界の中でももっとも安全な国の一つです。 発表では、自転車を保護するために有効であることが示されている施策を扱います。また、交通安全教育の役割とその効果についても含んでいます。多くの成功経験の一方で、オランダは現在、過去10年間で自転車の重傷者が増加するという、新たな課題に直面しています。さらに、高齢化、自転車促進策、電動バイクや高速電動アシスト自転車の利用、自動運転の向けた技術的開発は、今後数年間の安全レベルに影響をもたらす可能性があります。関連する研究の成果や教訓について示したいと思います。
日時 | 2016年3月15日18時00分~20時00分 |
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場所 | 大阪市立大学梅田サテライト104教室(大阪駅前第2ビル6階) |
講師 | Dr. Twisk, D.A.M(オランダ交通安全研究所) 吉田長裕(大阪市立大学大学院工学研究科) |
参加費 | 無料 |